PROJECT

「SAGA COLLECTIVE」
オリジナルのギフトボックスが登場

複数社のコラボレーションで実現した、3種類のオリジナルのギフトボックス。参加企業の作り手たちに、由緒ある老舗の歴史やものづくり、海外進出への思いをインタビューしました。

佐賀海苔

三福海苔株式会社

代表取締役 川原常宏 さん

専務取締役 川原 崚 さん

海苔の産地として知られる有明海。三福海苔は、その沿岸部のなかでも特に良質な産地とされる川副町で、1971年に創業しました。強みとなるのは、確かな目利きと地元漁師たちとの信頼関係です。質の高い海苔だけを厳選して買い付け、加工・販売を手掛けています。1枚の網から最初に獲れる海苔は「初摘み」と呼ばれ、つややかな光沢とすばらしい歯切れを堪能することができます。また、1年で少量しか生産できない「生のり」は、目が覚めるような旨みとさわやかな香りが口の中に広がるでしょう。

今回のギフトボックスに含まれるのは、「塩のり」と「香味干し」の2種類。深い緑色をした「香味干し」は、独自の製法で作り上げる私たちの看板商品です。収穫したままの状態で乾燥し、焙煎で生まれる上質な香りと歯ごたえをお楽しみください。

海苔は古くから日本食に欠かせない貴重な存在であり、さまざまなポテンシャルを秘めた食材だと言えます。存在感を放ちながらも主張しすぎず、他の食材を引き立たせることができる。そんな海苔のすばらしい魅力が広く伝われば、海外でのニーズは今後さらに高まるはずです。

日本酒

天山酒造株式会社

代表取締役社長 七田謙介 さん

佐賀の名峰・天山のふもとに拠点を構える天山酒造は、1875年に創業しました。現在は私が6代目として蔵元を引き継ぎ、「天山」や「七田」といった銘柄を国内外へ発信しています。特に「七田」は欧米で高い評価を受け、日本の食文化と共にファンを増やし続けています。

輸出をスタートしたのは、私が実家に戻った1997年でした。仕事でニューヨークのレストランに立ち寄った際、私たちのお酒をおいしそうに飲むお客様に出会いました。「おいしいものは国境を越える!」と確信したその時の感動は、今でも強く心に残っています。

海外のバイヤーは素材や製法だけでなく、その土地の食文化や“テロワール”など、背景にあるストーリーも重視します。現在はオンラインでの打ち合わせがメインですが、時期が良くなればぜひ佐賀に足を運んでもらい、地元の食材を味わっていただきながら天山酒造のお酒を味わってもらいたいと思っています。

うれしの茶

株式会社徳永製茶

代表取締役 德永和久 さん

うれしの茶は「玉緑茶」という丸まった茶葉が特徴です。伝統的な釜炒りの製法は600年の歴史がありますが、時代と共に蒸し製が主流となり、現在「釜炒り茶」はうれしの茶のうち2%ほどしか作られていません。

伝統的な釜炒り玉緑茶は、黄みがかった緑色と火入れから生まれる独特の香ばしさが特徴です。一方、蒸し製玉緑茶は、70~75℃ほどの湯で淹れて茶葉の旨みと甘みをしっかりと引き出すとおいしくいただけます。今回ギフトボックスで楽しめるのは、かすかな甘みのある「釜炒り玉緑茶」(DAY)とさわやかな味わいの「蒸し製玉緑茶」(NIGHT)の2種。時間帯や好みなどシーンに合わせて、ぜひ自分の好きな飲み方を見つけてみてください。

海外での経験を生かし、海外バイヤーの工場見学を積極的に受け入れるなど、輸出についてはこれまでも数多く取り組んできました。さらに、日本茶インストラクターとして国内外でセミナーを開くなど、うれしの茶や茶文化の普及活動には人一倍強い想いがあります。徳永製茶の強みでもある火入れ(焙煎)の技術を生かしながら、これからもうれしの茶の普及に尽力したいと思います。

株式会社小野原製茶問屋

代表 小野原栄信 さん

釜炒り茶の発祥地・嬉野では、中国から伝わった釜炒り茶の製法を今でも忠実に守り続けていますなだらかな山間に位置し、「日本三大美肌の湯」などで知られる自然豊かな嬉野は、茶の栽培に適した地域です。程よい日照時間や昼夜の気温差のもと育った茶葉は、味をまろやかでコクのある味わいをもたらしてくれます。

今回お楽しみいただけるのは「蒸し製玉緑茶(DAY)」と「釜炒り製玉緑茶(NIGHT)」の2種類です。釜炒り茶は香ばしく、さっぱりとした味わいです。油を多く使う料理によく合うので、中国料理や洋食にもぴったりだと思います。また、「やぶきた」種などをブレンドした蒸し製玉緑茶は、渋みの中にもお茶らしい「甘み」を感じていただけるはずです。

1947年に創業した小野原製茶問屋は、生産農家との絆を守り続け、仕入れた茶葉を自社工場で加工しています。創業したのは祖父の栄太郎で、私で3代目。小さい頃からいずれは自分が家業を継ぐと思っていたので、大学を出たら神戸へ修行に出て、製茶や卸業のいろはを学びました。1990年代から海外輸出を始め、近年では中国やアジアへの輸出に特に力を入れています。今回のプロジェクトを機に、より多くの地域へうれしの茶の魅力を伝えられたらと思っています。

神埼そうめん

有限会社井上製麺

代表取締役 井上義博 さん

取締役 井上敦子 さん

脊振山系の良質な水と佐賀平野が育んだ小麦、恵まれた気候風土を活かした「神埼そうめん」は約400年の歴史があります。
明治のはじめ頃からは、油を使わないロール圧延式の製法が佐賀で発明され、日本で一番古いそうめんの産地となっています。

井上製麺は、1873年(明治6年)の創業で、私で5代目になります。
創業当時より原材料にこだわった製法を続け、現在では小麦粉は弊社オリジナルの特挽粉を依頼し、塩はミネラル分を多く含むもの、水は脊振山系の地下水に電子を付加した特別な水を使用しています。
加えて、2012年にはHACCPを取得し、より品質の高い麺を製造し続けております。
今回のギフトボックスに含まれる「神の白糸」は、それらが詰まった佐賀マイスターの職人(製麺技能士)が丹精込めてつくった逸品です。

海外進出に向けて近年では、シンガポールや中国などを訪問し積極的に取り組んできました。

私自身、異業種交流には以前より重要性を感じており、佐賀の逸品を集めたこのギフトボックスが完成して本当に良かったと思っています。
異なる視点やアイデアが交われば、お客様への提案の可能性が高まります。
今回をきっかけに、異業種の皆様はもとより若い継承者からの刺激やアイデアを頂きながら、より良いものづくりに励みたいと思っています。

ギフトボックス コンテンツ

佐賀うれしの茶セット

  • 徳永製茶
  • 小野原製茶問屋
  • 李荘窯 湯呑み

佐賀 素麺&海苔セット

  • 井上製麺 神埼そうめん「神の白糸」
  • 三福海苔 「佐賀のり 香味干し」
  • 川原食品(MIFUKUAN)・丸秀醤油・三福海苔 「佐賀柚子こしょう ジェノベーゼ」
  • 李荘窯 湯呑み

佐賀 日本酒晩酌セット

  • 天山酒造 「天山」
  • 三福海苔 「塩のり」
  • 丸秀醤油・川原食品(MIFUKUAN) 「佐賀マリネソース 柚子こしょう&キムチ」
  • 李荘窯 湯呑み