李荘窯

有田焼有限会社李荘窯業所
李荘窯業所は、有田焼の伝統を受け継ぎながらも
けっしてそれに囚われることなく、
新しい造形に挑んでいます。

宴のアートとも言うべき極上のテーブルウェアの創作を通じ、食と陶器との素敵な関係を探訪し続ける李荘窯業所。

名高い焼き物づくりのふるさと有田に工房を構え、60年以上にわたってレストランで用いる陶磁器を制作してきました。近年では海外にその販路を拡大し、カスタムメイドの磁器作品が、世界の有名店で用いられています。

李荘窯のルーツは明治時代後半まで遡り、その名前は朝鮮出身の陶工で有田焼の生みの親とされる李参平にちなんだものです。この工房は、初期の頃から染付け陶器で評判となりました。これは13世紀に中国で発祥した手描きによる伝統的な下絵を施す技法で、白と青がとりわけ美しい様式。四代目寺内信二は、たまたま裏庭で見つけた染付け陶器のかけらを手にし、数百年を経てもなお残っていた色や細部の表現にすっかり魅せられたのでした。この体験こそが、時代を超えた美しさを創造するという彼の哲学の土台となっています。そして、染付け技法を基礎とした新しい技術とデザインへのあくなき探究心を刺激し続けています。

伝統的な日本の器をモダンな食のシーンにどう開花させるか。四代目寺内信二はつねにそんな視点から、内外の料理家とコラボレーションし、オリジナル作品を製作しています。たとえば、ミシュランの2つ星レストラン、スペインのムガリッツのシェフ、アンドニ・アドゥリス氏、イタリアのリストランテ・トクヨシの徳吉洋二氏など。李荘窯業所は、伝統を受け継ぎながらもけっしてそれに囚われることなく、最新のデジタル技術も積極的に取り入れて新しい造形に挑んでいます。技術とは道具にすぎないと言い切る寺内信二。成功の鍵となるデザインは、職人としての何年にもわたる経験から導かれるものだと確信しています。有田のショールームでは、同社の多彩な作品が展示され、白地に青で模様が描かれた有田焼独特の染付けによる手描きの器から現代風のデザインまで、歓声を上げたくなる創作の数々に出会うことができます。

有限会社李荘窯業所

〒844-0007 佐賀県西松浦郡有田町白川1-4-20