吉島伸一鍋島緞通株式会社

鍋島緞通吉島伸一鍋島緞通株式会社
手織りの技を唯一、今に伝える鍋島緞通の本流。
将軍家献上柄から現代風のテイストまで、
木綿ならではの風合いを生かしながら継承発展させています。

鍋島緞通は3世紀半ほど前、はるかペルシャからシルクロードをへて中国から日本に伝わったじゅうたん作りの技。ほのかに異国の趣をまといつつ、日本の感性で磨きをかけた伝統工芸です。素材には鍋島藩の干拓地で栽培した良質の木綿が用いられ、将軍家への献上品にもなっていました。

その技法が公開され、一般にも手に入るようになったのは明治以降。吉島伸一鍋島緞通は大正元年に創業し、昭和18年には国から技法の伝承を認可されました。
現在は「本家鍋島緞通」の商号を掲げ、最も古い織元として数社あるメーカーの中で唯一、手織りの技術を一家で継承。工房には毎日トントンという織り機の音が、数百年前と変わらず聞こえてきます。伝統的な一畳分の大きさの作品を完成させるのに要する日数は、4〜5カ月。一人の職人が責任を持って仕上げており、4代目吉島ひろ子、そして5代目吉島夕莉子みずから繊細な織りに携わっています。 夏はさらっと、冬はふんわり、虫食いも少なく使い込むほどに風合いが増すのが木綿で織る鍋島緞通ならではの良さ。百年前の作品も修繕に持ち込まれ、長く愛されています。

緞通に適した木綿は手染めで仕上げており、伝統色を極めつつ新しい和の染色にも意欲的。また、デザインも、将軍家への献上用とされた代表柄をはじめ、古来の文献や図案をもとに斬新な息吹を吹き込んだ絵柄、さらには染色家、陶芸家、日本画家のエッセンスを取り込んだ芸術性あふれる作品作りにも日々、挑戦しています。

吉島伸一鍋島緞通では、オーダーメイドにもお応えしています。新しい生活様式に合う小さめサイズも、手織りの長所を生かして細やかな対応が可能。用途も、敷物のみならずタペストリー風の室内装飾など、審美性と現代建築との調和を図りつつ、伝統技術の可能性を広げています。

吉島伸一鍋島緞通株式会社

〒840-0203 佐賀市大和町大字梅野209-1